挙式3（誓いのキス〜退場）

誓いのキス

最後に残ったセレモニーが、誓いのキス。

私はマリアベールだったので、ベールアップする必要がない。なので、キスするタイミングがちょっと難しい。

その代わりに、司会者さんの提案で、手重ねのセレモニーを追加する。手重ねのセレモニーっていっても、別に特別なことをするわけじゃなくて、ただふたりで向かい合って、手を重ねるだけなんだけど。

その間に司会者さんが喋っていたコメントがなんかくすぐったくて、kazeburoと見詰め合ったまま、思わず笑いそうになってしまう。

誓いのキスそして、司会者さんのコメントが終わったら、「後はお好きなタイミングで」って言われていたので、kazeburoと目で合図しあって、重ねていた手を下ろす。
一歩kazeburoが踏み出す。
肩にそっと手を置く。
そのまま近づいてきて、唇にそっとキス。

ちょっとゆったりめを意識した動作。式の後で聞いた話によると、kazeburoはリハーサルのときに、カメラマンさんから、写真を撮りやすいように、キスの時間は長めで背後の窓側にkazeburoの顔が来るように、という指示を受けていたらしい。

でも、おかげでとても素敵な写真ができました。

そしてここで司会者さんの「ふたりの結婚を承認していただける方は、祝福の拍手をお願いします。」というコメントが入る。もちろん（？）一斉に拍手していただきました。やっぱり、嬉しいね。

証明書をテーブルの上に戻した後は、立会人代表による結婚成立宣言。

T氏がかなり緊張しながら、テーブルの前に歩み出る。Jさんからマイクを受け取って、「ご参列の皆様の承認のもと、ここにふたりの結婚が成立したことを宣言します」と言った声は、ちょっと裏返ってたかな。続いてP嬢にも名前を続けてもらう。

ふたりとも、大役ありがとうございました。

これで挙式の内容は全て終了。

P嬢に預けてあったブーケを受け取って、kazeburoと腕を組む。普段は手をつないで歩くことの方が多いので、いまいち手が落ち着かない（笑）。

テーブルを回って通路の前に立ち、ふたりで一礼。それからゆっくりと歩き出す。入場してきたときと違って、だいぶんリラックスした雰囲気。みんなも両脇から声を掛けてくれる。それぞれに挨拶を返しながら、通路の最後まで来る。ここでみんなの方に向き直って、もう一度頭を下げる。そして、扉の外へ。

これで、人前式は終了。

この段階では、挙式の内容に感動したとか緊張したとかいった気持ちはあんまりなくて、なんか、ひたすら楽しくて嬉しかった。ようやく、みんなにそろってきちんとご挨拶できた、という感じ。