ついに結婚式当日

身支度開始

パビリオンコートへ

結婚式当日を迎える緊張感もなく、たっぷり7時間ほど寝て、7時頃に起きる。カーテンを開けると、すっきり晴れ上がった空。暑くなりそうなくらい。

さすがに朝食を料理する余裕はなかったけれど、美容師さんの「しっかり朝ご飯食べてきてくださいね」という言葉通りに、前日に買ってきておいたパンとサラダを、kazeburoとふたりで、ばっちり食べる。

朝食後、少しでも肌の状態を良くしようと、この期に及んで、水分パックをする私。会場まではすっぴんで来るように言われたけれど、快晴だから紫外線は気になるし、せめてもの抵抗。


新婦の会場入りは挙式リハーサル1時間半前の10時、新郎はそれより遅くて10時半となっていたけれど、kazeburoだけ30分くらい家に残ってもあまりすることもないので、一緒に出かけることにする。

マリッジリングと挨拶文、ストッキングとハンカチを持って、タクシーに乗り込む。朝早いだけあって、京都の街中も道路は空いてた。


ウェルカムボード指定された時間よりちょっと早め、9時30分にはパビリオンコートに到着。門のところまでJさんが出迎えてくれる。既に門の外にはウェルカムボードがセットされていた。ああ、いよいよ始まるんだなぁ、という感じ。

ページ上部へ

新婦の準備

建物の中に入ると、kazeburoをロビーに残して、私はさっそく新婦控え室に連れて行かれる。朝早い時間なのに、控え室では、既に美容師のNさんがスタンバイしていた。控え室の中に入ってからは、もう次から次へと物事が進んでいく。


まずは、ドレスショップから届いているドレスや着物、アクセサリー類が全部揃っているかチェック。

ドレス用の下着に着替えたら、その上から、Nさん手作りのかっぽう着みたいな汚れ防止カバーを着て、鏡の前へ。髪の毛をカーラーで巻かれて、メイク開始。たっぷり寝たせいか、直前のパックが効いたのか、お肌は調子良く、お化粧のノリも良い。お化粧が終わると、次はヘアメイク。鈴なりになっていたカーラーを外されて、くるくるになった髪の毛が、手早くまとめられていく。

そのとき、親族の着付け担当の美容師さんがやって来て、「まだ誰もいらっしゃってないんですけど・・・」。時計を見ると、もう10時45分。家族には、10時〜10時半には来るように伝えていたのに。。。髪の毛をセットしてもらいながらも、慌てて母親の携帯に電話すると、渋滞に捉まっている様子。そうこうするうちに、kazeburoのご家族は到着されたので、先に用意を進めてもらう。

ヘアメイクが終了したので、いよいよドレスを着る段階になる。最終サイズ合わせのときから更にサイズが変わっていたらどうしようかと思っていたんだけれど、とりあえずこの段階では無事に着られた。ほぅ。


控え室にて 準備完了そして最後にマリアベールを付けてもらう。それだけで、なんか、神妙な気分になる。そこにお花屋さんが、ブーケを届けてくれた。どんなブーケが良いかというイメージすら持っていなかった私だけど、渡されたブーケはとても綺麗で、すぐに気に入った。

ブーケを持って、これでひとまず花嫁姿のできあがり。

ページ上部へ

その頃、kazeburoは・・・

私が1.5人がかりで花嫁に仕立て上げられている間、kazeburoには細々したことを全部引き受けてもらってたみたい。

会場の担当者さんへの挨拶や、受付や披露宴会場のセッティングを確認、早めにやってきた親戚や出席者のご案内、などなど。私の家族が遅れてきたり、なんだかんだで時間もなくて、ばたばたしていた。


そのせいかどうか、準備の終わった私とkazeburoのご対面も、流されるように済んでしまった。

身支度整えた新婦と新郎の対面に私が持ってたイメージって、


静かな部屋で、扉に背中を向け(もちろん逆光)、ひとり椅子に座って待つ新婦。
そっと扉を開けて部屋に入ってきた新郎が、新婦に声を掛ける。
振り返った新婦の美しさに、新郎が息をのむ・・・・みたいな(笑)


現実は、早くkazeburoに姿を見てもらいたい私の思惑とは別に、美容師さんや担当Jさんやカメラマンさんに囲まれた中、ちらっとkazeburoと顔を合わせるのもそこそこに、写真撮影のために部屋を移動することになる。

あとでkazeburoに、「最初に私の姿を見たときどう思った?」って聞いても、特に印象覚えてないって言うし・・・

この部分は、ちょっと残念だったな。


ちなみに、私がタキシード姿のkazeburuを見た第一印象は、「試着のときより可愛い…」だったんだけどね。

ページ上部へ