招待状
大正ロマンなデザインで
招待状が、手作りアイテム関連で、一番初めに手を付けたもの。結婚式全体の印象を統一するためには、この招待状からそろえていなきゃね、ということで、これが一番悩んだかな。
kazeburoと一緒に文具屋さんのペーパーコーナーや紙関連のサイトを回りながら、イメージを膨らませて、披露宴のときのプロフィール冊子とセットでデザインを考える。
デザインを考えるときに、けっこう参考になったのが、祝儀袋。最近はかわいらしいデザインやおしゃれなデザインがいろいろあって、見てるだけでも楽しかった。
そして、以下のテーマを設定。
- 基本カラーは白と緑(会場内が暖色系なので、できるだけ使う色を減らしたかった。それは会場装花でも同じ)
- 和の雰囲気とレトロの雰囲気(和風と洋風が適度に混じった大正ロマンみたいな感じ?)
- 全体に共通したマークやシンボルを使う(和風なイメージの折り鶴と、レトロなびーどろ模様で統一)
これに沿ってできたのが、この招待状。
A5サイズ二つ折りにした緑色のカバーに、トレーシングペーパーにプリントしたA6サイズの案内文と地図をはさむ。トレーシングペーパーから、カバーに貼った千代紙が透けて見えるところがお気に入り。
市販されてる招待状って、A5サイズのカバーと中紙を二つ折りにしたものばかりで、ひょっとしてこの形式には深い意味があるのかしら?と思ったりもしたんだけど、トレーシングペーパーの透け具合を活かすために、この形にした。
招待状の作り方
- 【材料】
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- カバー用紙:つむぎ 120kg みどり&千代紙…楽紙館で購入。我が家の近所の京都文化博物館内にあるこのお店には、和紙を中心にたくさんの紙製品があって、見ているだけでも楽しかった。
- 中紙:デザイントレーシング びーどろ A5…ウィングド・ウィールでオンライン購入。ここはウェディング関係のペーパーアイテムでは、結構有名なお店なのかな。セットでも、単品でも買えて、便利。
まずは緑色の紙をA5よりひとまわり大きくカット。これの表面に金色で”招待状”の文字と折り鶴を印刷。”招待状”の文字のフォント、金文体のレトロっぽい雰囲気がイメージにぴったりで、ひと目惚れで決定。
次に細く切った千代紙を糊で貼って、二つ折りにすれば、カバーが完成。
中紙はA5用紙に2部プリントして、半分に切る。トレーシングペーパーへの印字はインクジェットプリンタで。紙が薄いので、1枚ずつ手差ししたのがなかなか大変。この中紙をカバーに挟めば、招待状本体のできあがり。
招待状の文章
招待するのは親戚と友人のみで、私たちのことをよく知っている人たちばかりだったのと、ふたつの”家”がくっつくというイメージを出したくなかったということで、差出人は私たちふたりの名前にする。
文章はDEX BRIDALのサイトを参考にした。ここは挙式の形式や披露宴の内容によって何パターンも例文が掲載されていて、とても役に立つ。
親戚宛の文章はこんな感じ。
春めいて暖かな季節となりました
皆様 いかがお過ごしでしょうか
この度 私たちは結婚式を挙げることになりました
日頃お世話になっている皆様に
挙式の立会人となって見届けていただきたく
人前結婚式を行いたいと思います
挙式後ささやかではございますが
披露宴を催したいと存じます
お忙しいところ 恐縮ではございますが
ご出席いただけましたら幸いです
2004年3月吉日
<kazeburoフルネーム> <topazフルネーム>
友人用には、これに以下の会費制という文章を追加した。
なお 当日は会費制にさせていただきますので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう
くれぐれもお願い申し上げます
会費制にしたのにはいちおう理由がある。私たちの友人は結構あちこちに分散していて、ご祝儀+京都までの交通費(場合によっては宿泊費も)がかなりの金額になる。交通費を私たちで負担するといっても、どこまでの距離の人まで渡すかという問題があるし、一人ずつ金額もばらばらで管理も大変。そこで、思い切って、みんな一律の会費制にさせてもらった。
ただし、親戚については、会費制というのに慣れていないだろうということと、過去の親戚付き合いの絡みから、そこそこの金額が来るだろうということで、通常のとおりご祝儀をいただく形にする。
ご祝儀については地方によっていろいろなしきたりがありそうなので、両親の了解もきちんと取っておいた。友人と親戚で分けるのはどうかな、という不安もあったけどね。
地図はパビリオンコートから必要部数を無料で貰えたけれど、デザインを統一したかったので、自分たちで制作。実際の地図を下絵に、必要なところを抜き出す。京都市内の道は縦横きれいに交差しているので、線を描きやすい(と、思う。実作業はこちらもkazeburo)。パビリオンコートのJさんにも褒めていただいたので、なかなかの出来かな。
封緘&発送
出来上がった招待状に、出欠確認ハガキとミニメッセージカードを添えて封筒に入れる。この出欠確認ハガキもシンプルだけどなかなかのお気に入り。
封緘は丸い花模様のシールを使用。誰々にはどの花のイメージかな、って選ぶのが楽しかった。
ちょっと封筒の紙が薄くて中身が透けてたんだけど、いまさら中紙を作る労力もなかったので、そのままでいってしまった。もし気にされた人がいたら、ごめんなさい・・・
切手は慶事用のものを使うというテもあったんだけど、私たちは京都のふるさと切手を使った。80円の『京の四季(円山公園・鴨川・嵐山・北山)』と出欠確認はがき用50円の『京の催事(葵祭・祇園祭・送り火・時代祭)』。
切手も貼って、後はいよいよ発送。
郵便局の風景印というものがあることを知って、ちょっと惹かれたんだけど、郵便局が開いている平日の昼間に出かけるなんて、私たちには無理。結局普通にポストに投函してしまった。