最後の写真撮影
最後の写真撮影
みんながいなくなった後のカメリアの間で、最後の写真撮影をすることになる。お色直しの直後はゆっくりする時間はなかったし、何よりまだ黒引き振袖姿の私と、kazeburoとのツーショットを撮ってもらっていない。
もう時間は午後4時を回ってたのかな。窓から差し込んでくる光は柔らかくオレンジ色がかっていて、結婚式が終わった後という雰囲気を演出するのに、ひと役かっていた。黒引き振袖の柄もフィルターをかけたみたいに、柔らかくなる。
人前式の時に私たちが立っていた絨毯の上で、まずは私ひとりのカットから撮影。後ろ姿で、顔だけこちら向きにひねった見返り美人(?)ポーズとか、髪型のアップとか。
続いてkazeburoとふたり並んで。きちんと前を向いた、記念撮影ポーズや、ちょっと斜めになったカットなど。
もう後の時間をあまり気にしなくて良いから、ゆっくりたくさん撮ってもらいました。
出来上がった写真を見て、ちょっとだけ後悔。披露宴が終わって気が緩んだのか、表情が微妙に疲れて、頬のお肉も落ちてきている。。。
控え室にて
カメラマンさんの撮影が終わる頃には、その日中に帰る親戚を見送り終わった家族も戻ってきていた。そこで、自分たちのカメラでも何枚か写真を撮る。それもひと段落つくと、もう、本当に終了。美容師さんといっしょに、控え室まで戻る。
ウェディングドレス以上に名残惜しい気持ちがいっぱいで、黒引き振袖を脱ぐ。帯のあたりはけっこう汗をかいていたし、胸に巻かれてたさらしがきつかったから、ほっとしたのは確か。でも、これでもう、”この黒引き振袖は私が袖を通せるものじゃなくなるんだなあ”、と思うと、なんかすごく悲しい。
振袖を脱ぎ終わって自分の服に着替えたところで、美容師さんから「この後はどうするんですか?」と聞かれる。
メイクリハーサルをしたときは、2次会をする予定はなかったので、そのまま家に帰るつもりだった。ところが、急遽2次会をすることになったので、素直にそう答える。
すると、「じゃあ、2次会用に」といって、髪の毛をコンパクトにアップし直して、メイクも軽く直してくれる。式場によっては、披露宴のヘアメイクを落とすだけでも費用を取るところがあるらしいのに、サービス(ってことすら感じさせず)でしてもらって、ありがたかった。
この美容師さんには、結婚式の間中いろいろと細かいところまで気を使ってもらった。介添さんではないので、会場の中までは入ってこられなかったけど、本当にお世話になりました。Nさん、ありがとうございました。