ついに結婚式当日

パビリオンコートを後にする

家族をお見送り

身支度が終わったら、自分の持ち物を確認。買い取りのドレスファンデーションや肌襦袢があるので、来たときよりも荷物が増えている。

その荷物を持って、美容師さんにお礼を言って、新婦控え室を出る。ロビーに下りていくと、既に着替え終わったkazeburoと、kazeburoのご家族が待っていた。ご家族は、パビリオンコート近くのホテルに泊まる予定。簡単にご挨拶をして、そのままお見送り。kazeburoお母さんが、披露宴の最後に渡した手作りアルバムをとても気にいってくださったみたいで、嬉しい。

一方、私の家族は、着物から着替える人数が多かったせいか、まだ親族控え室に残っていた。そこで受付から預かってもらっていた会費を受け取る。私の家族も、別のホテルに泊まることになっていたので、駐車場まで送る。昼間に写真を撮った楠の下は、もうだいぶん夕方の光の色になっていた。


ようやくふたりになって、ふぅ、とひと息つく感じ。

空いた親族控え室の一角に、披露宴のときに食べられなかったお料理を用意してもらっていた。披露宴の間はそれほど空腹を感じてなかったんだけど、この頃にはかなりおなかが空いていたので、喜んでいただく。さすがに冷めかけていたけど、それでも美味しかった。結婚式の間の余韻を引き摺ったまま、あれこれお喋りしながら、ゆっくり食べた。

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パビリオンコートを後にする

食べ終わって再びロビーに行くと、フロントの机の上には、すっかり私たちの荷物がまとめられていた。結婚証明書、ブーケやブートニア、持ち込んだウェルカムボードやぬいぐるみや小物類、受付で撮ってもらったポラロイド・・・etc.。なかなかの大荷物。

まずは費用の清算。ほとんどの費用は結婚式の3日ほど前に、指定された口座に振り込んであったんだけど、当日発生した諸費用(ポラロイドフィルム、追加ドリンク)、請求の間に合わなかった私の直前エステ代などを支払う。それほど大きな金額にはならなかった。


帰りのタクシーを呼んでもらうまでのしばらくの間、Jさんや他のスタッフの方としばらくお喋りをする。単なる式場の担当者さん、というよりは、一緒に結婚式を準備してきた仲間のような感じがして、なんだかとても名残惜しい。

最後に、予備で作っておいた招待状とプロフィール冊子のセットを、パビリオンコートのペーパーアイテム集に加えてもらってきた。私たちもここで結婚式を行った先輩達の手作りの招待状や席次表を参考にさせてもらったので、これからの人たちの役に少しでも立てられれば良いな。


そうこうしているうちに、タクシーが到着。

荷物をJさんに手伝ってもらいながら後部トランクに積み込む。それからタクシーに乗る前に、門の前で改めて、Jさんと向かい合った。

「今日は本当にありがとうございました。」と頭を下げる私たちに、「また遊びに来てください」と爽やかに応えてくれる。Tさんも見送りに出てきてくれた。

もう一度お礼を言いながら、タクシーに乗り込む。静かに扉が閉められて、ゆっくりと走り出した。

こうして、とっても楽しくて幸せな時間を過ごせたパビリオンコートを後にした。

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