結婚式ができるまで

黒引き振袖

黒引き振袖選び

私が初めて黒引き振袖の存在を知ったのは、たぶんゼクシィか何かだと思う。『最近、黒引き振り袖&洋髪での結婚式の人気が上がってきている』って。それを見たときは”ふーん”って感じだった。

それから、パビリオンコートの広告かな。レトロな館内の雰囲気と黒引き振袖の落ち着いた色合いがシックでかっこよくて、良く似合っていた(まさか自分がそれを着ることになるとは思っていなかったけど)。


お色直しで黒引き振袖を着ると決めたけれど、そもそもどんな着物を選んだら良いか分からない。雑誌には、ドレスの選び方はたくさん載ってるけど、着物、特に黒引き振り袖についての情報はほとんどなかった。

役に立ったのは、ドレスショップからもらった着物のパンフレットかな。白無垢、打ち掛け、黒引き振袖の説明や、必要な小物の説明、着物によく使われる模様の説明とかが勉強になった(この模様の説明は、振袖の柄当てクイズの選択肢を考えるのに助かった)。このパンフレットで基本的な知識を仕入れて、あとは浴衣の柄の選び方も参考にしつつ、選ぶことにする。

私は縦・横ともに(笑)大きいので、細かい模様よりも、大きな柄で、流れるような配置の方が良い。柄のモチーフは特にこれと決めていなかったけれど、6月の結婚式なので、梅や桜あるいは紅葉とかは季節が外れるかな、という意識はしていた。


そしてネットであれこれ検索してみると、ゼクシィのページで見つけた黒引き振袖がちょうどオエのものだった。お気に入りのウェディングドレスが見付かった勢いで、さっそく見せてもらうことにする。

後から考えてみると、全然レンタルにかかる金額をチェックしないまま、「この着物見せてください」といってしまったのは、けっこう危険だったかも。なんとか予算内に収められるお見積になってから、改めてどきどきしてました。

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黒引き振袖試着

黒引き振袖試着これがその黒引き振袖。大正ロマンと名付けられてる柄は、華やかな模様のわりに、色味が落ち着いていて、パビリオンコートの雰囲気ととても合うんじゃないかな。伊達襟の部分が海老茶色で、この色はあまり見かけない。帯締めとかもこの色に合わせて誂えてあるのが可愛い。鏡に映った後姿の帯結びがいいかげんなのはご愛嬌。

他の柄も2つほど見たんだけど、この着物と比べると、色が鮮やかだったり、柄のモチーフが可愛らしすぎたり、ごく普通に見えてしまう。ということで、この黒引き振袖にひとめ慕れ。

着物って、ドレス以上に、着てみないと雰囲気が掴めないものなんだなぁ、と思った。床に広げてもらって綺麗な柄だと思っても、羽織ってみるとまた違った雰囲気。

それから、小物ひとつでもけっこう印象が変わるみたい。

最初、伊達襟とフキ(着物の裾の綿が入っている部分)はお揃いの海老茶色だった。それはそれで良かったんだけど、着物が古典的な柄のせいか、なんとなく老けてる感じ。そしたら、お店の人が真っ赤な伊達襟を用意してくれた。その色を見たときは、すっごい色!と思ったんだけど、いざ襟元に付けてみると、それだけで、明るく若々しく(っていうか、年相応に?)なって、ちょうど良い感じだった。帯はお任せで選んでもらうので、どんなのになるか、当日までのお楽しみ。


黒引き振袖を選んだ細かい記録や、結婚式当日の着心地は、こちらのblogにも書いています。

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